空飛ぶおねえさん旅日記

20代のころ、バックパッカーをしていたころの旅行記です...1980年代です...この時の旅が以降の生き方に影響を与えてくれました

中国 バックパック一人旅 中国国境 広州から桂林へ

空港に、出発時刻のすぎた搭乗券を持たされて、ひとり、放り出されました...
以外と冷静...さてさて、どうしたものかと...

広州空港 待合室らしき場所で

服務員さんに聞いてみる

どこに行ったら良いかもわからないので、服務員さんらしき方に聞いてみる。

驚いたことに、日本語で、「ちょっと待ってください。」と戻してくる。
何を待つんだ〜と、待ってみる。数分待っても何も起こらない...

ウロウロ、ジロジロ

恐らく、時間は過ぎていても、まだ飛行機は出ていないはず...同じ搭乗券を持った人の側にいれば良いんだと、待合室内を、ウロウロ、ジロジロ...相当な挙動不振者だったと思います。

掲示板があった

そうしているうちに、恐ろしくけたたましい音が、ブーブーと上の方から聞こえてくる。
掲示板が上の方にあったのです、どうやら、このブザーは、ランプがついている上海行きの飛行機の搭乗が始まったという音だということがわかり、掲示板には、中国語でしか表記がされてなくて、漢字のわかる日本人であったことに感謝でした。
その掲示板の一番下に、桂林行きがあり、まだ出発していないということがわかりました。で、ゆっくりと椅子に腰掛けて、待つことに。

 

広州出発

定刻より、35分、遅れて桂林に出発です。
初めて、タラップを使って、階段を上がって、飛行機に乗り込みました。ワーイッ状態です。単純です。

飛行機に乗り、席に着くと、

  • 扇子(冷房が無いから?)
  • ジュース(梅汁と書いてあった、非常に生暖かく、不味かった...)
  • キャンディ
  • 猫の鉛筆削り(なぜだ〜)

が渡され、離陸です。
飛行機からの眺めは、桂林に近づくにつれ、景色は水墨画の世界に変わっていきます。
もう、最高でした。乗車時間は45分くらいでした。

 

桂林到着

ガイドさん何処〜

かなり遅れて、桂林に到着です。
ここから、ガイドさんが桂林市内のホテルに連れて行ってくれるはずでした...

おり立って、探しても...それらしきガイドの方がいません。

私のバックパック何処〜

それどころか、預けた荷物も見当たりません。
キョロキョロしていると、遥か向こうの方の、空港の建物の外の野っ原で、私のバックパックが、トラックに乗せられて、運ばれているではないですか!!
訳もわからず、全速力で追いかける。何だったんでしょう、やっと追いついて、手元に戻りました。なぜ...気づかなかったら、どうなっていたんだろうと、ゾーっとしました。

そして、ひとりになりました...

で、空港建物内に戻りました。
このころの桂林は、1日に2本しか便がありませんでした。

ともかくガイドさんを待とうと思い... 30分...
空港の中は、ほとんど客がはけて、空港職員の方もいなくなり...
そして、だれも...いなくなった状態でした...

空港の建物の中に、たったひとりになってしまいました...