空飛ぶおねえさん旅日記

20代のころ、バックパッカーをしていたころの旅行記です...1980年代です...この時の旅が以降の生き方に影響を与えてくれました

中国 バックパック一人旅 桂林空港にて

桂林空港で、ガイドさんを待って... 建物内、たったひとりになってしまいました。

フォークダンスが始まる

少し経つと、空港の職員の方が、20人くらい、向こうの方で、フォークダンスを始めてる。
学校じゃないよな〜。フォークダンス...余暇で、中国ってフォークダンスをやるんだぁと、なぜか新鮮さを感じて、感動〜。

と、感動している場合じゃない。そこに割って入って、聞いてみる。
「市内に行くバスとかタクシーとかは無いのか」

と英語で、何か行ってくれている人がいるのだけど、全然意味がわからず、首を傾げていると、日本語で、「ちょっと待ってください」と、また皆でフォークダンスを始める。

 

日本人用 対処言葉?

「ちょっと待ってください。」
どこかでも聞いた言葉だ...この言葉は、これから先、中国では良く聞くことになる。
日本人には、これで対処というマニュアルがあるのだろうか...

 

ドンキーコングゲームで待つ

ゲームに夢中に

もう、しかたがないので、
今日は、あと1便(日に2便しかないのですが)、飛行機が来ることを知っていたこともあり、その時に、行動を移すことにして、時間まで、
成田空港で、買ったドンキーコングゲームで、皆と離れた場所で、時間を潰すことに...

このゲーム、単純なのだが、結構、面白く、夢中になってしまって...
気がついたら、周りが暗く、わぁ〜、日が暮れてしまったと思い、顔をあげたら、
日が暮れたのではなく、たくさんの人の顔が覗いていただけだった...

 

何処に、こんなに人が...

この空港に、何処に、こんなに人がいたんだろうかというくらい、たくさんの人、皆、このドンキーコングのゲーム音が目面しくて、集まってきたようです。

さらに、画面を覗くと、見たことがないような光景だったらしく、皆、見た人が興奮していました。
皆、見せてくれと...
唖然、ボー然...です。人人、人で...何人いるんだろう...

 

日本語の声が〜

と、突然、聞きなれた言葉が...
「日本の方ですか?」と、
「え、日本語がわかるのですか?」と、
「はい、わかります」
もう、涙が出るくらい嬉しかったです。

さっそく、市内までの行き方を聞きます。
次の飛行機が到着して、19時20分くらいに市内までいく無料のバスがあそこから出るから、それに乗っていけば良いと、教えていただきました。やっはり、日本語が一番です。

 

ドンキーコングで過ごす

バスの時間まで、ドンキーコングのゲームを皆に見せて過ごし、出る時は、たくさんの方に送ってもらいました。感動です。なぜか、心からの感謝です。
そのあと、無事、バスに乗り、20分くらいで、市内に到着しました。

 

あとで苦情を...しかし

この時は、迎えに来なかったガイドさんの件で、東京に戻ったら、「地球の歩き方」に苦情をガンガン言ってやろうと思っていました。プンプン状態です。
ところが、東京に戻るころには、この時の件は、嵐に会い、飛行機が遅れた私が悪いから、ガイドさんは帰ってしまって当然だったんだと思うようになっていました。逆に、広州、深センのガイドさんは偉いのだと...ここは、そういう国なのです...