空飛ぶおねえさん旅日記

20代のころ、バックパッカーをしていたころの旅行記です...1980年代です...この時の旅が以降の生き方に影響を与えてくれました

中国 バックパック一人旅 桂林2日目 石さん

桂林 2日目午後です。1984年7月10日

公安局で申請が終わって、市内に向かって、トロトロ歩いていると、さっそく寄ってきました チケット屋さん。

 

鉄道(火車)の切符を依頼

突然の大げんか

また「漓江くだり〜、鉄道の切符〜」と、沢山、またいろいろな人が着いて歩かれるのが嫌だし、もう、面倒なので、頼むことに。すぐそこにある、ギャラリーまで来てください。

ということで、一緒に歩いていると、
突然、そのチケット屋さんが、すごい勢いで、走り出したと思ったら、目の前で、大げんかを始めました。

ぼこぼこの大げんかです。流血してる〜...

もう、何がなんだかわからなくて、ボーゼンと見ていると...
また、「日本人ですか?」の日本語が、横から...2人の男性でした、感じが良さげな人でした。3人でケンカを見ながら、なぜか穏やかな会話...ケンカ止めないの〜と思いながら、会話...

ギャラリーへ移動

そうこうしている内に、ケンカが終わる...気が済んだぁみたいな感じでケンカが終わった...
戻ってきて、さあ、ギャラリーに行きましょうと...血だらけの顔で...
今、会話していた2人の方たちも、このケンカをしていた人と友達だという...

エッ、なぜ止めなかったの...ケガしているのに、治療は...

そのまま、4人で、普通に、血だらけの顔をした人がいるのに、ギャラリーまで移動しました。
ギャラリーと言っていたのは、桂林観光のおみやげ屋さんでした。
明るい、通りに面したショップだったので、安心しました。

 

独秀峰観光

石さんと知り合う

ショップに着いて、お茶を出してくれたり、とても親切でした。
その内のひとり(一番感じが良い人です)が、
「僕の日本語の勉強に、あなたに桂林をガイドしたいのですが、お願いできますか?」
と言われ、心細かったのもあり、不安もありましたが、お願いしてしまいました。

石さんです。

一番最初に、声を掛けてきた方(血だらけになった方)と、とても仲が良いらしく、鉄道のチケットの手配も石さんがすることになりました。同じショップの方なのかな。

独秀峰へ

中国の観光地は、高いところが多いです。このころは、エレベーターや、エスカレーター、ロープウエイなんてありません。徒歩で上がります。
独秀峰も、そんなに高くなかったのですが、階段がつらかった...まだ体力が軟弱で...
そんなに、すばらしい景色でもなく...ちょっと落ち込みました。

漓江でボートに

それに、気づいた石さん、ボートに乗りましょう。とボート乗り場へ、料金も出してもらって...気持ちが良い〜と、しばらく心地よい風で、周りを案内してもらって、ゆったりしていたら...

突然、石さんが、服を脱いで、川に飛び込む。

なぜ〜...海パンを履いていたようだ。ボートを押しながら泳いで、岸まで着ける。早い!

こちらの人の行動が、わからない...もう、案内するところがなくなったからだろうか...

 

明日の約束とおみやげ

今日の案内のお礼に、夕食をごちそうして、明日の約束をして別れました。

帰りに、良いというのに、ギャラリーで、お土産に、石さんから掛け軸を貰ってしまった...超、お勧めの掛け軸らしい。

大きい掛け軸...横の長さが、バックパックくらいある〜
どうするの...これから1ヶ月、持って歩くの〜

結果的に、1ヶ月、バックパックにくくり付けて、背負って歩きました...