空飛ぶおねえさん旅日記

20代のころ、バックパッカーをしていたころの旅行記です...1980年代です...この時の旅が以降の生き方に影響を与えてくれました

中国 バックパック一人旅 桂林4日目 鉄道チケット手配

桂林4日目です。この日は、疲れていたので、少し、ゆっくり出発です。
1984年7月12日

 

中国旅行社 CITSヘ

10時ごろ、中国旅行社CITSに行く。

鉄道(火車)の軟臥の席を取って欲しいと依頼したところ、ここでは取れない駅に行けと言われる。

ガイド本に書いてあることは違うようだ...ここで買えると書いてあった...
めげずに駅へ向かう。

 

桂林駅へ

窓口に並ぶ

駅に入って、驚く...窓口が、人でグチャグチャ...人だらけ。
窓口が5個ぐらいあったと思うのですが、締まっている窓口もあって、開いている窓口に、大量の人が並んでいる...
めげずに、並ぶ、気がつくと、割り込まれていて、前に進まない。前の人との間に隙間を開けてはいけないんだ、と思い、皆の真似をして、前の人に、ビタとくっつく...もう、必死。

窓口では売ってもらえない

やっと、番がまわってきた3番窓口、並びだして,30分くらいかかっている...切符が欲しいと紙に欲しい切符を書いて告げると、あっちに行けと、団体窓口を顎でさす...

後ろに並んでいた中国の方達におわれ、3番窓口で、くいさがれず、列から外れる。

団体窓口へ並ぶ...
で、やっと、番がまわってきて、紙を渡すと、「メイヨ〜」の言葉、もう、ボーゼン...また、後ろの方におわれ...列を外れる。
立ち尽くす...本当に、立ち尽くすってこういうことを言うんだと...

手招きされて...切符購入

途方にくれて、顔を上げると、何やら、隅の方で、こちらに来いと、手招きをする年配の男性がおられて...
もう、はいはい、状態で、飛んでいきました。
駅の仲に通してくれて、ポンポンと机の上を叩かれました。叩いた先には、日本人用の翻訳表みたいなものがあって、

「どこまでの切符が欲しいのですか?」

という日本語の文章を指していました。

ワーイワーイでした。
さきほど、窓口で渡しても、「メイヨ〜」と言われた 行き先、座席の種類、日にちを書いた紙を渡して、2,3分で、切符を発行していただきました。

もう、感謝感謝です。どうなるかと思いました。この方が気づかなかったら、私はどうしていたんだろうと...

 

「メイヨ〜」

「メイヨ〜」という言葉、本当に、この旅行中、何度も何度も聞きました。
中国の方は、面倒になると、何でも、この言葉なのです。国民全員が公務員ですから(この当時は特に)、皆、楽をしたいので、仕事をできるだけしたく無いという感じがありました。

仕事をしてもしなくても給料は同じだからかと...

そういう時は、食い下がらなければならないということを、この旅行の前半で、もう、身につけていたと思います。声が大きい人には、対応してくれるのです。