空飛ぶおねえさん旅日記

20代のころ、バックパッカーをしていたころの旅行記です...1980年代です...この時の旅が以降の生き方に影響を与えてくれました

中国 バックパック一人旅 中国国境 深セン から 広州へ

中国に入国しました。深センです。

 

中国紙

入国手続き後、5万円を両替。106円/1元でした。120円を予想していたので、少し得した気分です。
このころの中国は外人用の紙幣、兌換券と、中国の方が使う紙幣、人民元とを明確に分けていました。表向き、外人は人民元を使えますが、中国の方は、兌換券を使うことは許されていませんでした。
人民元にも制約はあり、国外に持ち出せず、日本円への両替もできなかったです。
兌換券は、いろいろな外国製品が購入できるという特権もあり、中国の方にとっては、とても魅力のある紙幣でした。で、この先の旅行では、中国の方によく兌換券交換をお願いされました。

 

昼食、自己紹介

ここで、昼食です。
初めて、おふたりとゆっくりお話しができました。

埼玉の写真屋さんだそうです。お母様の旦那さんが、中国で戦死していて、初めて、日本からお墓まいりに来たそうです。もう戦後40年くらい経っているというのに...一般旅行客に中国旅行が、解放されたから、来れたんだろうと...

私がシルクロードまで行く予定を言うと、危険だから止めなさいと真剣に心配していただいて、日本人って、やっぱり優しいと思いました。

3人で写真を撮ったり、この時だけ、ゆったりとできました。ただ、食事はとても不味かったです。

 

鉄道で 広州へ

12:50発の特急列車に乗車です、予想外の良い座席です。このころでは中国自慢の特急列車だったようです。鉄道にたくさん乗れて、ルンルン状態継続でしたぁ〜。

大雨のせいか、途中、かなりの時間を停車していました。広州の駅に着いたのが、15時45分です。(日本に戻ってからわかったことですが、この時、大きな台風が直撃していたようです。)

私は、広州発16時15分の桂林行きの飛行機に乗らなければなりません...
と思っているところで、ガイドさんバ〜イと、この鉄道のホームで待てと、3人を残して去っていきました...

 

広州空港へ

エッエエ〜とボーゼンとしていたら、すぐに次のガイドさんが来て、3人をバンに急かして押し込み、空港へ猛スピードで、飛ばす!  すごかったです。
空港に着いたら、私だけを下ろして、窓口へ、どうやら、飛行機に乗るのは、私だけらしい、慌てて、ふたりと挨拶して別れ、窓口へ、
ガイドさん、手続きが終わった書類と、搭乗券を私に、ポンと手渡して、バ〜イと...皆が乗っているバンで、走り去ってしまった...

空港に、一人で放り出されました...
それも出発時刻のすぎた搭乗券を持たされて...何も説明もなく...