空飛ぶおねえさん旅日記

20代のころ、バックパッカーをしていたころの旅行記です...1980年代です...この時の旅が以降の生き方に影響を与えてくれました

中国 バックパック一人旅 桂林3日目 漓江くだり

桂林3日目、1日、漓江くだりです。
1984年7月11日

格安チケットでツアーに参加

ホテルを出ると、石さんが来ていて、バス乗り場まで送ってくれました。

昨日申し込んだツアーに参加するのは、皆、中国の方達のようです。外人さんは、チラホラでした。日本人の方がひとりいて、安心しました。

この方は、休暇中ですが、コンタクト関連の研究をされている方のようでした。
このころのコンタクトは、ソフトもハードも、からなず1日ではずして、清掃する種類のものしか無い時代でした。
ところが、この方、
新しいコンタクトの試作中で、自分で試験していて、日本を出てから、ずっと、コンタクトを着けたままだと...目が真っ赤に充血して言っておられました。1ヶ月、経っているそうです。ニコニコと言っておられましたが、無事に日本に帰れたのでしょうか...

 

出航 漓江くだり

船は、8:00に出航です。

さすがに、市内と違って、すばらしい景色が連続してでてきます。すごいです。
やっぱり、ここまで来てよかったです。広大な中国を初めて感じました。

食事も、この船で出ます。おっと...丼飯です。中国の方が良く食べている食事です。
このころに、気がつきました...
格安チケットというのは、普通のチケットを安く売っているのではなく、その価格のツアーなのだと...

時々、優雅な遊覧船が、外人さんをたくさん乗せた船が横を、いくつも通ります。食事もレストランの中華料理みたいです。丼飯とは、違っていました...ガーンでした...

格安と言わないでよ〜とか思いました。観光部分は、贅沢したかったです。もう少し調べてくればよかったです。

 

陽朔 到着

13:50ごろ、漓江くだり終了です。 陽朔に到着です。
ここで、おみやげ屋さんとかがあり、少し買い物です。
アイスキャンデーを購入しました。今後は2角でした...いったいイクラだ〜。

14:50ごろ、バスが出発です。
少し、走って、停まってしまいました。周りが、畑しか無いところで...
運転手さん、修理しています。最初から、バスの床に穴が開いてました。そこから、もぐって、エンジンを修理しているようです。恐らく、何度も壊れてきたんだろうと...

1時間くらい、修理で、やっと動きだしました。その間、何台も優雅な観光バスが、横を通っていきました...
18:00ごろ桂林到着です。

 

鉄道の切符手配

18:30ごろ、ギャラリーで石さんと会い、鉄道の切符の確認です。
まだ、取れていないとのこと...日本人の感覚だと、すぐ取れると思っていたので、イジケマした。
石さん、一生懸命、
硬臥(二等寝台)は取りやすいけど、軟臥(一等寝台)は難しい。切符はすぐには取れない。
と説明してくれるのですが、日本人の私には、言い訳にしか聞こえなくて...
結果的に、自分で駅で、購入することにしました。

軟臥は、硬臥の2倍の料金でした。
席の堅いというわけではないようですが、かなり扱いが違うようで、ひとり旅でもあったので、軟臥で移動することは、最初から決めていました。
この当時のバックパックの方達は、ほとんど硬臥か硬座(二等椅子席)で移動していたようです。

帰ってきてからわかったことですが、当時、中国の方には、軟臥の席は特権階級の人達の席で、取るのは、とても難しかったようです。

石さんも、軟臥が欲しいと解っていたら、手配を言ってこなかったと思います。自分で購入すると言ったとき、ちょっとホッとしていたかと思います。

硬臥でも、手に入れるのはたいへんだったようです。申し訳なかったです...